BILLIE EILISH - WHERE WE ALL FALL ASLEEP WORLD TOUR in NYC

 

 それはとある4月の日のこと。長年の友人であるフォトグラファーの INEZ & VINOODH たちが、とある撮影のため(この辺りは近々に情報解禁になると思うので追ってまた)に来日していた時のお話。

 それで言うとちょっと話は前後するけれど、ここ最近事あるごとに周りの友達はもちろん、来日するゲストたちに猛烈にプッシュしているのが、ビリー・アイリッシュ。もう2年近く前かな?初めて彼女の作品の聴いた時の衝撃と言ったら、まるでマーベル作品 (ほとんど知らないけれど)かのごとく透明な波動が辺りに走ったかのようで「何だ、これ! え?誰?」って感じ(笑)。

 イネスたちが来る直前に来日していた、これまた長年の友人であるマリオ(テスティーノ)にも車内で流していたらまんまとハマって、早速その場でShazamしてSpotifyからダウンロードをするほど。64歳にして良い物を見分ける直感と、即座に行動に移すバイタリティにはいつもながらに感嘆すると同時に、世代を超えて訴えかける彼女の音楽の凄さに改めて驚かされたわけで...

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 で、話を戻すと、イネスたちと次のロケ地へ移動中の車内。何やら後ろの方でガヤガヤと騒ぎがおきたかと思ったら、プロデューサーのマークがひと言「フミアキ、6月17日にビリーの撮影が決まったからおいでよ!」と。途端にイネスたちも「え?ファンなの?じゃあいらっしゃいよ!」と。

 そして、ここからの心情が結構複雑で(笑)。もちろん大前提として「やった〜!ビリーに会える〜!」って言うのがあるんだけれど、こんなに簡単に会えちゃっていいのかな?とか、どちらかというと曲が好きなんだよなぁとか、正直NYまで行くのが面倒くさい...等々、数えだしたらキリがないとはまさににこの事。そしてこのグダグダ劇はなんと出発直前まで続き、とどめのひと言が「18日のチケットも押さえてあるから、待ってるわよ」と。「え〜!コンサートまであるの〜!?」って事で、金曜日の夕方に慌ててESTAを申請して、その日の夜に飛行機を予約して、土曜のお昼過ぎにホテルも予約して(向こうからのオススメを待っていた流れで)、日曜から実質ほぼ3.5泊の弾丸で行ってきました、NY!

 細かい事はまたの折に触れるとして、なんと気付けば11年ぶりっぽいって事に気付き、どんなもんかと訪れたものの、そこはミラノと同じく長年住み慣れた勝手知ったる街。何も変わらぬいつもの風景に安心しつつも、へぇ、セブン・イレブンあるんだって言うのがせいぜい驚いたくらいで、懐かしい街の匂いに包まれながら、翌日(正確に言えば夜中にチェックインしたので数時間後)の撮影に備えて、大人しく寝ましたとさ...って事で、長くなるので続きは次回へ(笑)。

 それではみなさん、素敵な週末を!