Gianni Versace Collezione Donna Primavera - Estate 1987
Side A:
1. Harlem Suffle (NY MIX) : The Roling Stones
2. Paranomia (Extended Mix) : Art Of Noise feat. Max Headroom
3. Over Joyed (Instlmental) : Stevie Wonder
4. Over Joyed (Vocal) : Stevie Wonder
5. No Conversation : View From The Hill
6. On The Run : Billy Ocean
7. On The Beach : Chris Rea
8. Harlem Suffle (NY MIX) : The Roling Stones
9. La Isla Bonita : Madonna
10. The Way It Is : Bruce Hornsby & The Range
11. Gold Rush : Yellow
Side B:
1. My Boss : Linda Di Franco
2. Kisses In The Moonlight : George Benson
3. Harlem Suffle (NY MIX) : The Roling Stones
4. On The Beach : Chris Rea
5. Hey What'd Ya Say? : Dee C. Lee
6. Monents In Love (12" Version) : Art Of Noise
7. Instrumental Montage : Tom Waits & Christal Gayle
8. Harlem Suffle (NY MIX) : The Roling Stones
解説
'86年にミラノで行われたジャンニ・ベルサーチの'87年春夏コレクション当日に入口で配られていた、招待客のみに配られたノベルティのカセットテープから起こしたセットリストです。自分が所有するテープですが年代的に見ると自分がミラノに移り住んだ時期よりも半年早いので、後に当時のファッション通信プロデューサーの山室さんから貰った記憶が。これ以降は自分が直接会場で貰ったものになります。
基本的にこの順番でショーで使われていたのか、それとも一部が使われていてあとはイメージ的なものなのかは今となっては定かではありませんが、長さはともかく、曲の雰囲気とショーの進行を考えるとこの順番だったのではないかと思います。もしわかるとすれば、間違いなく国内ではインファス・ドットコムさんだけでしょう。
また写真の通りホワイトテープとイラストが描かれたケースだけなのと元来のコレクター気質も相まって実はこの30年近く一度も再生した事ががなかったのですが、最近になってふとセットリストでも作ってみようかな?なんて思って始めたこの作業。
知っている曲はもちろんですがShazamやSoundHoundを使用したり、どうしても出ない曲は歌詞を書き起こして検索したり、他のMixがないかレーベルの画像検索をしたりという作業を経たものですので100%同じMixかは定かではありません。一番というか、全く自信がないのがA面6曲目のBilly Ocean。テープに収められてるのは驚くほどにディープなMixなんですがYouTubeやその他の検索しうるサイトで聴けるのとは全く異なり、もしこのバージョンがレコードで実在するなら速攻で買います(笑)。
まぁそれはさておき、当時のベルサーチのショー音楽はそのシーズンの鍵になる曲が繰り返し使われていて、このシーズンで言うならばストーンズの"Harlem Suffle"。これはNY MIXをベースにいじっている感じですが、いずれにしてもこれらの起承転結感がまさにこの当時のヴェルサーチの世界観を表しているのはもちろん、聴いているだけで会場となっていたフィエラでの最終日、唯一大理石風の床材を張り巡らせたキャットウォークに青白いスポットライトに浮かび上がった最初のモデルが登場する姿、春夏であったならカラフルで薄手の生地のものや水着、そして最後はドレスへと続き"Harlem Suffle"で本人が登場という光景が目に浮かびます。まだリンダやクリスティーが出てくる前のお話し。
折しも今月末は山室さんの三回忌、節目という訳ではありませんが少しこの作業を続けてみようかなと思います。と言うよりも当時の資料として単純に面白いですね、これ(笑)。